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乳がんの基礎知識

乳がんを自分で見つける

日ごろから自分の乳房を観察し、触れることで、乳がんを発見することができます。でも間違えやすい点も多いので、まず正しいチェック方法を身に付けてください。

しこりを発見する自己チェックポイント

 チェックは月に1回程度、乳房の張っている月経前はさけ、月経開始後5〜10日以降の適当な日に行います。最初はわかりにくいかもしれませんが、少し慣れてくるとコツがわかり、スムーズにチェックできるようになります。

1.見てチェック(視診)

  • 鏡の前に立ち、自分の乳房の形、乳頭の向きなどを確認します。とくに乳頭にただれがないか、左右の位置に違いがないか、陥没がないかといった点をチェックします。
  • 乳房の表面に、小さなくぼみやしわ、はれがないかどうかをチェックします。乳がんのもっともできやすい場所は、乳頭の上方からわきの下にかけてのあいだですが、乳頭の内側や下方にできることもありますし、上方の鎖骨とのあいだにできることもあるので、乳房の周辺をじっくり観察しましょう。
  • 次に両手を高く上げます。このとき、乳房のどこかにかすかな「ひきつれ」を感じることがあれば、その位 置をチェックします。腕を上げた姿勢のまま、少しからだをひねったりして、同様にひきつれを確認します。ひきつれ感は、ブラジャーをしないで歩いているとき、なんとなく乳房のあたりに軽い違和感をおぼえて、わかることもあります。

2.触ってチェック(触診)

  • ○ まず乳頭を指でつまみ、根元付近を少ししぼります。このとき血の混じった茶色の分泌液が出ないかどうかチェックします。
  • ○ 次に、指の腹(人さし指・中指・薬指)で乳房の表面全体を軽くなで、しこりがないかどうかをチェックします。しこりがあると、かすかに盛り上がった感じや硬い感じが、指先に伝わってきます。乳がんのしこりは硬めで、表面 はでこぼこしていて、触れても痛みはありません。
  • ○ 見た目でくぼみやしわ、はれのあった個所、ひきつれを感じた個所などは、少していねいに触ってみましょう。でも指に力を入れると、乳腺などをしこりと間違えやすいので、あくまでも表面 を軽くすべらせるようになでます。指がざらつくときはベビーパウダーをつけたり、入浴中なら濡らした石鹸をつけるのもいい方法です。
【基本的ななで方】
  • 上下になでる
    乳房の表面を上から下、下から上となでながら、指の位 置を少しずつずらしていきます。
  • 渦巻状になでる
    乳頭を中心に、渦巻状に輪を広げながらなでていきます。
  • 放射状になでる
    乳頭から外へと、放射状になでていきます。

いずれの場合も、軽く、ゆっくりとなでます。腕を下ろした姿勢と、上げた姿勢で、左右それぞれをチェックしてみましょう。
乳房が大きな人は、あお向けに寝た姿勢でやると、乳房が平たくなってチェックしやすくなります。
寝て調べるときは、チェックする側の肩の下にタオルを敷き、腕を上げた姿勢で行います。

乳房の形を確認 乳房をなでる 仰向けでチェック

鏡の前にたち、乳房の形を確認。表面 にくぼみやしわがないかどうか、両手をあげたとき、ひきつった感じがないかどうかをチェック!

指の腹で乳房の表面をそっと丁寧になでる。腕をおろした姿勢と、あげた姿勢で2度チェック。図は、乳頭を中心に同心円を描きながら、チェックする方法。

仰向けに寝た姿勢でチェックするときには、調べる側の肩の下に、タオルを敷くとやりやすい。